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タイトルで読む気にさせるブログ

ブログの記事を書くとき,タイトルには意外に気を使う.
10字前後のタイトルで,ぱっと読む気にさせて,かつ嘘のないものとは,ということで.

CMなんかのコピーライターと同じ悩みだろう.程度の差はあれど.

と,考えていたら,本のタイトルも気になってきた.
以下,久しぶりのグチリ系の記事になりそう..マシンガンズ風に.

こんな本がある.
「「地球温暖化」論で日本人が殺される」武田邦彦・丸山重徳.

こ,殺される,って...
推理小説でもサスペンスでもない本のタイトルに「殺す」が出た.科学者が出す本のタイトルにだ!

 温暖化説が「もし万が一」の嘘だとしても,気候・環境が急激に変化していることは確かなわけで,それを食い物にしているこの人たちの著作には大きな罪がある.

この本の印税と講演料とテレビの出演料を,すべて意味のある寄付に使っているなら「罪」という言葉を撤回するが..

温暖化懐疑論者にはいろいろなタイプがあるが,その方たちはおしなべて,センセーショナルなタイトル+反大勢への興味という力,を借りて裏の取れない内容で本屋の一角を陣取り,テレビに顔を出す.おかしい.
(ま,マスコミと出版社にも責任があるわな)

しかもこの二人が組むとは...とほほ,,である.丸山重徳氏が共著の↓
「生命と地球の歴史」丸山重徳・磯崎行雄は,古環境学を学ぶ身にはバイブル,だったのに..講義では学生さんにも勧めてたのに..ブータン赴任時に奥さんに荷物を削らせて,それでもこの本は持ってきてたのに..

 僕の教祖(だった)の氏の著書にはこんなのもある.
「「地球温暖化」論に騙されるな! 」

 びっくりマーク付きの「騙されるな」である.そりゃ本屋で目をひくだろうなぁ.注目の「温暖化」という文字とあわさって.


 そして,首を傾げたくなるタイトルは,温暖化懐疑論だけではない.
たとえば,,愛すべき富士山についてだけでもこんなのがある.

「破局噴火-秒読みに入った人類壊滅の日」高橋正樹

「富士山大噴火が迫っている! ~最新科学が明かす噴火シナリオと災害規模」小山真人

どちらもタイトルに嘘はないし(秒読みは大げさだが),中身は科学に根ざしたそれなりに意味のあるもの.
しかも研究成果の社会還元には,「まずみんなに見てもらわないことにはどうしようもない」という理由もあろう.

しかも本を書くにあたって,タイトルは編集者や出版社に無理強いされる,と聞いた.

それは確かに理解できる.本屋のブラリ客の目に留まる,または検索に引っかかる,そして売れなきゃしょうがないから,タイトルは大げでセンセーショナルに.非科学な読み物ならそれもいいかもしれない.

でも,科学を根拠とする,しかも災害や全人類の課題に関する本でそれはやってはいけないだろう.

武田氏ならまだしも,やはりバリバリの研究者が,よく言えば「出版社からの熱い依頼」に流された,と受け取られるようなタイトルを付けるのはいかがなものだろうか..
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tag : 温暖化懐疑論 富士山 噴火 地球史 偽科学 本のタイトル

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jirok

Author:jirok
ブータン地質鉱山局に身をおく一地球人の独り言と備忘録.

 ヒマラヤの氷河・氷河湖問題,山地・気象災害とかってどうなのか.この地が,この社会がなぜできたのか,ブータンは,日本は幸せなのか,我が子はどう育つのか,興味の相手はつきません.

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