スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

これが地鳴り-青海省大地震-

右耳を下にうつ伏せになって寝ていると,,,,地下から,ゴゴゴゴォ.....と音が迫ってくるのがわかった.
半分起きてた頭が「あ,来た」ってなぜだか冷静に地震が来るのを察して,,,

何秒後だろうか,家も揺れた気がした. 
で,また寝てしまった. 

この時,水曜の明け方.

 ヒマラヤ山脈をまたいで,さらに900kmちょっと行ったところでは,大地震になっていた.
チベットの玉樹近くを震源にした青海省大地震.今の時点で1000人近い死者・行方不明者.

こんな大きな被害になっているとは思いもしなかった. 現地では人民解放軍が出動し,瓦礫をどけての救助が続いているらしい.一人でも多く助かってほしい.

 去年行ったチベットでは,急成長している東の都市部と比べると驚くほどに厳しい環境を見た.
 そして,厳しい民族問題.

 その去年,われわれも苦々しい思いをさせられた10月下旬の大雪では,チベット南東部の貧村は陸の孤島になった. そこではおばあちゃんが解放軍に背負われ,村の人が嬉しそうに解放軍様さまやわぁ,とのコメント!,という画像を何度も見させられた.

 あれは,見るからに民族問題を大いに意識した画像だった. 

 そして今回,まずはとにかく解放軍の若者の努力で少しでも助かってはほしい.
 次に,救助隊に救われた人の写真↓この写真の裏になにも怪しいことはあってほしくない(不謹慎だけど勘ぐってしまう.APは写真は独自ソースか?).
http://mainichi.jp/select/world/news/20100416k0000m030073000c.html 

 そして,海外からの援助をすぐに受け入れるべき.今回はチベットというナイーブな地域だから,きっと最後まで受け入れないんだろうなぁ..


 さて,では地震についてブータンはどうなのか.去年9月21日にはM.6.1の地震があった.(今回の地震の1/30のエネルギー)
 しかしとにかく国内には地震の発生履歴に関する情報は少ない.常設の地震計もない. すべてをインド,アメリカからの情報にたよっている.

 で,これはインドの研究者の最近の成果.↓去年の地震も含め,国では南東部が一番地震活動が活発な地域,ということになる.
http://www.portal.gsi.gov.in/gsiImages/information/n_bhutan_source.pdf

 この図,興味深いけど,でもブータンで心配すべきは,国の外の地震にも目を向けないといけない.この国は小さいから. そう考えると,インド/バングラ国境のシロン山地やその北のブラマプトラ川周辺,シッキムや東ネパールで過去に(2,300年くらい前?)にあった地震を思い起こす必要がある.

 こんな↓論文の図(下のほう)を見ると,他のヒマラヤの各セグメントと同様にひずみはたまってる,と見えるけど.
 http://cires.colorado.edu/~bilham/HimHazardScience.html

 はたしてどうなんだろか?単純にどれも同様過ぎるような気がする.直感的にこんな単純じゃないよなぁ?


 そして地質鉱山局には,海外留学経験者でかためた地震部局ができるらしい.でも基本的に人材不足.これからまさに人的,物的援助が必要.
関連記事

tag : チベット 地震 ヒマラヤ 救助隊 青海大地震

trackback


この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

青海省

社会と東大: 2010年4月15日 中国青海省の地震情報をお知らせします 中国西部・青海省の玉樹チベット族自治州玉樹県で14日起きた大地震の死者は、15日午前までに600人に達し、行方不明者は300人で、負傷者は9110人という。倒壊した民家は1万5000棟に達?...

コメント

非公開コメント

プロフィール

jirok

Author:jirok
ブータン地質鉱山局に身をおく一地球人の独り言と備忘録.

 ヒマラヤの氷河・氷河湖問題,山地・気象災害とかってどうなのか.この地が,この社会がなぜできたのか,ブータンは,日本は幸せなのか,我が子はどう育つのか,興味の相手はつきません.

試しに↓ポチッとお願い.
にほんブログ村 海外生活ブログへ
にほんブログ村 科学ブログへ
最新記事
最新コメント
最新トラックバック
How many?
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
カテゴリ
月別アーカイブ
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。