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12月の黄砂が意味するもの

数日前,西日本では黄砂が観測された.
12月に観測されるのはどの地域でも数十年ぶりとのこと.

 天気図とそらまめくん(by 環境省)による大気中の粒子の量の変化を見ると,昨日の朝,太平洋に抜けた二つ玉低気圧の北側の子が大量の砂塵を連れてきたようである.

 講義で関東ローム層や中国の黄土高原,それに南極やグリーンランドの氷コア中の塵の量の変化の説明をするのに,その構成物の一つ出ある黄砂(全球的に言えば風成塵)の話しをしたことがある.
 多くの場合,
多くの場合,学生さんには画像を見せるのが一番.そこで,Webで画像を探すことが多いのだが,黄砂の給源でおきている砂嵐の画像を探した時,これには自分も感動した.



http://www.allamericanpatriots.com/photos/sandstorm-iraq
http://gvhighlights.blogspot.com/2006/10/iraqi-sandstorm.html
http://christopherjburns.com/UH-60_after_sandstorm.jpg

こんなのを見ると,数千kmもかなたから飛んできた砂が街を曇らし,台地や氷河の氷の中に残るのも理解できる.

 この「風成塵」,過去に地球が乾燥(氷期)・湿潤(間氷期)の時代を数万年スケールで繰り返してきた中で,空気中を漂う量も増減を繰り返してきたことが,氷コアや台地の調査でわかってきている.

 この原因には,植生の被覆量,海水準変動による海岸地域の露出量,低気圧の強弱,それに内陸部の降水量の変化,など複雑に絡んでいる.

 では今回,数十年ぶりに黄砂が観察された原因は? 近年進むゴビ砂漠の砂漠面積の拡大,それから今年の雨期のゴビ砂漠周辺の少雨・高温が影響しているのではないだろうか.

全球異常気象監視速報.09年6月~8月
http://www.data.jma.go.jp/gmd/cpd/monitor/monthly/monthly_200906.html

(今回の低気圧の内陸での強度・停滞具合が分からないので更に裏を取る必要あり)
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テーマ : 自然科学
ジャンル : 学問・文化・芸術

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jirok

Author:jirok
ブータン地質鉱山局に身をおく一地球人の独り言と備忘録.

 ヒマラヤの氷河・氷河湖問題,山地・気象災害とかってどうなのか.この地が,この社会がなぜできたのか,ブータンは,日本は幸せなのか,我が子はどう育つのか,興味の相手はつきません.

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