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気候変動による弱者

前回も書いたが,春(プレ・モンスーン)の氷河調査が無くなった.このことで悲しくもブータンにきちんと(?)官僚主義があることを学んだ.

 そして今,夏,秋の調査の準備.特に現地で天気予報ができないか画策中.
 そんな中,気象学者のYさんからT氏のWebサイトを紹介いただいた.

 ウェザー・ステイション. ここ,すんごい.お勧め.
気象シロウトの自分には贅沢すぎるほどの情報がある.

 で,まずはシロウトさんにもわかりやすい雲の画像(赤外画像)をとりあえず拝見(すんませんTさん)
 そしてまず何を見たかって言うと,去年の10月7,8日の天気.トレッキングの後半,われわれを苦しめてくれた大雪だ.
IMGP5232r.jpg一晩で真っ白.

 こいつ,もともとはベンガル湾からの水蒸気のようだけど,意外にもインド半島上をうろうろしてたことがわかった.そして,もしこの画像を大雪の前に見ても予報は難しいなぁ,というのが感想.(すんません,それしかわかりましぇんでした)


 ところで,この時の天気にこだわる理由となるエピソードがある.

 この時の雪では,隣の山域に入っていたUNDP関連のレイバーが単独で下山中に凍傷にかかり,歩行不能.ほっとけば凍死,ってことになりかけてた.
IMGP5863r.jpg
 凍傷の彼は氷河湖の水位低下プロジェクトで入山していた一般ピープル300人の一人.
 現地では寒波や積雪に対するろくな装備が無く,対策の指導もされていない.

 そして雪の中,裏ツルツルのゴム長に裸足で歩き,凍傷になっていた.
 結局見捨てることができず(当たり前か),3日間おなじ行程を付かず離れずで,
JPGR0026660r.jpg
最後には交代で彼をおんぶして麓まで下げた.
IMGP5864_L1r.jpg

今頃何をしてるんだろうか.(彼を見捨てたドイツ人,って話もいずれブログで書きたいところ..)

 この時初めて気候災害弱者(気候変動弱者)という言葉が頭をよぎった・彼もその弱者なんじゃないだろうか.

 そして「金だけ落とし現場を見ない国際援助の怖さ」というものを知った.世間に目立つ事業を構築し,大金だけ落とす.そして現地に指導はない.出すほうも受けるほうももう少し考えるべきではないだろうか.

他ではすばらしい事業も多いんだけど.
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tag : 天気図 災害弱者 氷河湖 気候変動 気候災害 大雪 凍傷 国連開発計画

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jirok

Author:jirok
ブータン地質鉱山局に身をおく一地球人の独り言と備忘録.

 ヒマラヤの氷河・氷河湖問題,山地・気象災害とかってどうなのか.この地が,この社会がなぜできたのか,ブータンは,日本は幸せなのか,我が子はどう育つのか,興味の相手はつきません.

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