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ブータンの労働力

うちの横に鉄塔がたった.
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我が家は完全に見下ろされている.水平に撮ったつもりだけど,傾いてる?それとも鉄塔が?ってことは無いはず.

ほぼ完成の写真,よく見ると作業中の人が見える.
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高さは100フィートちょっと.30m超.

しがみついてる.のではなくて,滑車を使って持ち上げられた部品を取りつけているのだ.
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すごい.の一言.ヘルメットも安全靴も,そして何しろ安全帯も無い.

こういった仕事の労働力は全てインドからの出稼ぎ労働者によるもの.
そして,いつまでも国内には技術は残って行かない.

国としてそれに対する危機感はあるらしいが,若者がそもそも3Kの仕事を好まないらしい.具体的に策を講じないと更に発展し,大きな雇用機会となってもそれは全て外国人労働者に持っていかれることになる.
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tag : 携帯電話 ビーモバイル

山の学校

今日のニュースは,,ま,あまり書けないので,5月上旬のリンシ(ソエィ)地方の話.
そこにあった学校の事を書こう(と言っても他に出す予定の原稿の下書きの使い回し).

 ソイ地方は,ブータンの北西部の山岳集落群である.

 Paro川の源流域のJangthang川の右岸,北緯27.75°,東経89.30°から北緯27.787°,東経89.348°,標高4150~3920mの間に点在する集落群である.

 流域はParo川に含まれるが,行政区はティンプーゾンカク(ゾンは県のレベル)に含まれる.
 上流からJangotang,Dangothang, Dotabithang, Tikitang, Dozuden およびJomphuという,全部で27家族の家で集落が構成されている.

 この地区の中心はDangothang.Basic Health Unitと学校がある.
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 Jangothangから北西にあるNyile La(Laは峠の意味.北緯27.809°,東経89.388°4860m).
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それを超えると半日で山の中の小さな城,リンシ・ゾンに至る.
にゃれら峠の南側のガレ場にオンドトリを設置したので,できたら来年回収しにいかないといけない.


西側の尾根から遠望したリンシゾン.
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ほんと,山お~くのお城である.これ,晴れていたら最高だろうな..

 ホント,「ぽつーん」という言葉が似合うゾン.

 ダンゴタンでは,今年初めの大風で学校の屋根が飛ばされた.
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 そのため,今はBHUの一室をかりて授業をしている.

 そのBHUも屋根が一部飛ばされているんだけど!.
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 屋根は地面にアンカーをとって針金で固定されていた.それでもダメなときは飛ばされるらしい.
この国は屋根が軽い分,地震には有利だが,強風にはまったく抵抗できていない.


 部屋の隅にある分娩台が,教室がもともとは地区の診療所だったことを物語っている(写真10).
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 このおかげで自ずと,保健体育の教育ができたりして.

 時間割は曜日に関係なく(写真11),1時間目9~10時「英語」,2時間目10~11時「ゾンカ」,3時間目11~12時「算数」,4時間目13~14時「環境教育」(写真12).
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環境教育は日本でいう生活科といった感じ.その時に「ゴミを捨てちゃダメ!」ってことは習うのに,道端のゴミは減らない..お昼を食べた後の眠い時間に難しい算数とかじゃなくていいかもしれない.


 ここの学校は2009年に開校した.先生はチェン・ドルジ先生1人.生徒は15名.Class PP:6歳の2名,Class 1:7歳3名,Class 2:7歳1名,8歳4名,9歳3名,14歳1名,16歳1名.という構成.
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 下の村まで2日かかるこの地区で,学校の開校は2003年ころから計画されていた.待ちわびて入学した子供の中には,既に10歳を過ぎた子もいた.そのため,同一学年内の年齢もまちまちなのだ.

 もちろんこの子たちの他にも就学年齢の子供がいるが,いまさら低学年から始めるのは恥ずかしい,ということで学校に来ない子もいる.Class 2の14歳と16歳の子はそれでも勉強したいということで来ているらしい.


 制服は無い.教材は学校に置いて良いことになっているらしく,みな手ぶらで登校していた.
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 集合写真,これは何としてでも印刷して,学校に送ってあげないといけない..どこかのGoちゃんみたいに,まめにならないといかんわ.

tag : リンシ 学校 山岳集落 ブータン 環境教育

畏敬の念はあるのか

 東日本震災の後,津波をもたらした海に対して「自然が憎い」「狂っている」と歌う歌手を見つけた.

 彼なりの表現スタイルなのだろうし,現代社会という短い歴史で見るとこの災害は異常なことに見えるかもしれない.

 しかし,まぁいちおうは自然科学を専門としてて,かつ残念なことに単純な思考しか持ち合わさない筆者には,この歌詞からは勘違いと人間の傲慢,特に後者が見え隠れして,歌詞への苛立ちだけを感じた.

 被災者,被災地への励ましはいいのだけれど..国難という時に(乗じて,かどうかは知らないが),なんかこう「この国,ばんざぁ~い」みたいになるのが安直で,かつ怖い.

 そして,日本のメディアはこの歌を復興への糧と判断したのか,当然のように世間へ流した.
 たとえばAsahi.comも,特にツッコんだコメントもなく,ただ流した.ふぅ...自称音楽家,まぁこれはいいとして,アホなメディアが情けない.
 長淵さん,昔は良かったのに...

 ブータンの人を見ていると若い人も含め,自然に対する畏敬の念を強く持っていることに気付く.

 山の頂や峠,岩,森,湧水などを神聖なる場所と信じ,1994年に氷河湖決壊洪水を起こした氷河湖にも,2009年の大地震にも,狂っているなどと毒を吐くことは決して無い.

 我々の行っている氷河湖の現地調査では,一度「ここは特に神聖な湖だ」となると,水面に手をつけることさえ忌み嫌い,調査の必要性を説明してもそれ以上前に進めなくなる.

 氷河直近の湖で融氷水によって濁っている場合は,彼らの基準に従うとそれほど神聖ではないらしいが,そんな氷河湖にボートを浮かべる時でも,まずは周囲の灌木を伐採してきて煙を焚く.

 チベット仏教圏でよく見る祈りの儀式,プジャである
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 なぜか,可憐な植物を切る,という矛盾は気にしない.
 その時の真面目な,自然に対して一歩引いた態度と,日頃山の中でゴミをポイポイ捨てる癖が,同じ彼らのものである事を時に信じられなくなる.
-----------
 と,書いてみたが,この前の山の調査では,誰が言ったわけでも,もちろんこちらがゴミの話をしたわけでもなく,自然に彼らがゴミを拾いだした.

 で,下山途中の1,2時間で集まったのがこのゴミ.
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途中でゴミ袋が足りなくなり,ザックカバーも登場.

 おまけ画像.
 流されるぷんつぉ.泡立つじろう
DSCN3768r.jpg DSCN3764r.jpg

tag : プジャ 自然災害

ティンプーのゴミ問題

先週,Kさんの案内でティンプーのゴミの墓場,メメラカ処分場に行ってきた.
すごくいいものを見せて,心から感謝.

ちょっとだけ写真があるので,現在の処分場問題について整理しておく.

整理の前に,強調文字でちょっと一言.
メメラカ処分場を観光ツアーのコースに入れてみません?
5分でもいいからドチュラ峠からの帰りに立ち寄ってほしい.

幸せぇ~なブータン,美しいヒマラヤ,という印象だけを得てツアーを終わる前に.
この国だって,複雑な問題がを抱え,日なたと影があることを知るには貴重なフィールドである.
(当然,処分場の中に入るにはそれなりの許可が必要)


メメラカ処分場は谷を埋め立てている.Google Earthで見るとよーくわかる.
だいたいこのへん.27.442500, 89.693800
シムトカのマニ車の交差点からドチュラ峠側へ4km地点.

ティンプーと国の東を結ぶ国道からはすぐ.
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写真だと見にくいけど,国道から覗き見ると,沢の奥にゴミがせりあがってるのがわかる.

処分場の中はこんな感じ.幅100m,奥行き100mちょい.
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北西から下ってきた沢が北と南に分かれる(写真の右と左.注:魚眼で撮ってるので歪んでる.こういう時は面倒くさがらずに普通のレンズでとらないとダメね).それらの下は国道に続く.

南側の谷を南から見たところ.傾斜45~40度の斜面ができてる.現在,小段を切って緩くしてるとこ.
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工事によってゴミ斜面の末端は崩れ,もともとあった石垣がうもれてしまってる.この部分の再整形と石垣の修理,国道脇の擁壁の設置,が当面の課題だろう.

左奥に見える青い車は日本の自治体から寄付された中古の収集車.
ブータンにおける中古ゴミ収集車供与計画
横須賀市からの寄付(これは,前SVのTさんのご尽力による)


そのゴミの斜面に立つとこんな感じ.悪臭がきつい.現地で働いている人には申し訳ないが,マスクなしでは過ごせなかった.
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ティンプーには,現在ご担当のKさんやその前のTさん,さらにその前の,,,とゴミ処理の専門家が長年派遣されている.収集車の寄贈とあわせて,息の長い援助が続いている.

重機のレンタル代が高い,というのが大きな悩みの一つだそうだ.アイディアがあっても重機を使い続けることも,簡単な対策工もできない.

ゴミは,生ごみ,プラ,紙,衣類,なんでもかんでも一緒くた.これは牛の骨?.
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足元はゴミの発酵による熱で温かい.雨が降ると湯気があがるそうだ.
写真手前の靴は,おいらの現役の靴.写真で見るとゴミにみえてショック.

現場には近くから雇われたレィバーが10人ほどいた.
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プラ,アルミ,紙といった資源ごみの分別をここでやっている.酷い作業環境.
だけど,何人かは寝転がり,おしゃべりと携帯のSMS.ブータンでよく見る光景.日当は1日200円.

分類されたペットボトル,アルミ,ガラスゴミ.
IMGP7845r.jpg IMGP7855r.jpg


生ごみはそこに縄張りを得た犬の集団と牛たちが分別して,食べる.
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その関係は犬猿の仲ならぬ,犬牛の仲でお互いに譲らず.これも南アジアでよく見る光景.
谷底は犬の鳴き声と重機の音が響いていた.
左はしに写ってる収集車はたぶんインド製.


 最後に,ゴミ処理については全くの素人,だけど,処理場の今後について分かる範囲で行かにコメント.

 周辺の地形から考えて,ここは北側の斜面からの地すべりでできた地形の上部に位置する.処分場自体は北西の沢から押し出された土石流堆積物とすぐ近くの斜面(地すべりの滑落崖)からの崖錐堆積物に載っている.

 この地すべり自体はすぐに動くようなものではないが,新たにゴミでできた斜面については前述のような再整形と今後の管理が必要.

特に,,,
 1)せめて簡易な測量(現地および空中写真)作業が必要.旧地形と現在の処理場のマップができれば,過去のゴミの発生実績も,現在のゴミの搬入状況も推算できる.
 その数字は今後の処理場計画にも必要だろうし,ゴミ斜面の安定性の検討には不可欠.

 2)この地区の水収支を明らかにする必要がある.どこからどれだけ入って,どれだけ出てるか.流入する沢水の処理計画のためにも.
 上からの沢水を処分場の範囲だけバイパスするのもそれほど難しくないだろう.できたら水質調査も.


 とにかく,在留邦人も旅行者も,そもそもティンプー市民も,一度見に行くべき現場である.

 ご案内いただいたKさん,ありがとうございました.

tag : ゴミ 都市化 埋立て ブータン ティンプー

ティンプーでの募金

さて,日本での災害について,ブータンで反響を収集し,応援メッセージとともに,ということで.

今日,ブータン人と災害関連の話をしていて一番びっくりしたことは,小学生の募金である.

ご飯を作りにきてくれているソナムさんと朝話をしたときだった.

-------
そ「子供ももちろん日本の災害について知ってるよ.この前募金もした.一人最低50ヌルだったの」

じろ「最低?って,全員募金?強制?」

そ「そう.下の子は100払った」

じろ「強制って,募金じゃないよ.申し訳ないよ.お小遣いから?」

そ「子供にはお小遣い持たせないから,その日は特別に持たせたのよ」

 100ヌル,日本円に換算すると180円.これって,地方での軽作業の人夫さんの日当とだいたい同じ.近所のモモ屋さんでランチを食べるなら二人で食べておつりがくる値段.

 うちの職場のバイトさんが一日200ヌル.ブータンの物価で考えると100ヌルってそれなりの金額だ.

 とのこと.この学校の他の人に会えなかったので,ホントかウソか確認できなかったが,職場のC/Pに聞くと,「それって募金じゃないね」と言いながら「でもそういうことは十分あり得る」とのこと.

募金活動,災害支援,というものに馴染みのない国だからそうなったのかもしれない.

でも,やらせた先生としても,強制のつもりは無かった,と思いたい.

 善い業を重ねることで良い来世がある,という輪廻転生の考えが根本にあるので,募金というものが目の前にくると,やって当然,という雰囲気になるのかも.

 職場の用務員一家の10歳の男の子はこことは違う学校に通う.彼も20ヌルを募金したらしい.やっぱり全員が募金したとのこと.

 これを聞いたときは「ほんとに!?ありがとうね.ほんとありがと」しか言えなかった.



 「祈祷」というこの国らしい日本への精神的な哀悼と支援のほかに,「募金」という形でみんなが日本を心配し,応援している.すべては日頃の感謝から,だと言う.



 そして,これからの日本が災害にどう対応し,どう立ち直るか,子供の目も注目していることは確かだ.




 それが何よ!原発からの汚染水を海に投棄するのに,地元や近隣諸国には無断で,アメリカにはその3日前に相談してたんだって!?あまりにもおかしかないか!?そもそも,,,


 おっと.書くべきことから路線がずれ始めた.
 ということで,今日はここまで.

tag : 東日本大震災 寄付 募金 ドネーション ティンプー 原発 海洋投棄

ブータンの春

どうも体調がよろしくない.
今日も寒気と頭痛で午後からダウン.なんともおかしぃ..

さて,ここのところ地震,原発事故の話が続いた.でもたまには,本来書くべきブータン話を書かなければね.

ただ,その前に福島県須賀川の藤沼ダムの決壊の続報.
今日日中,梅さんと連絡がついた.忙しいのにご対応感謝,感謝.その話から,昨日の記事の一点だけ修正.

昨日,仮に1/3が逸水と書いたが,実際にはダムからは全水量が逸水したとのこと.管理センター従業員が決壊直後「水が一滴も残っていなくなり」と言ってるし.ということは,150万立米の水が出たってことになる.

これは何ということが起きてしまったのか!!これだけ酷い人口湖の決壊の事故は日本では初めてではないかな?
農政局はきっちりと調査をしてるのだろうか.早く情報が出てきてほしい.

--------
さて,ティンプーも春たけなわである.ちょっとたけなわ,を過ぎたかもしれない.
桃,グゥバの花が終わった.今はフジの花がちょうどいい時期.ふぅ~って気分にさせるほどきれいだ.

そう書いたからには写真をアップしないとね.


そして,野菜.
ハウス野菜が無いブータンでは季節に沿った野菜だけ手に入る.

いまはアスパラ.日本よりも安くて,立派で,おいしいブータンの野菜の代表格.
立派な太さで20本くらいで100円ちょっとってところか.やっすい!

今夜は体調を戻すためにたくさん食べよう,ってことでチンして茹でて,ペロッと食べてしまった.
チンで行けるよ,というのはYさんのおすすめ.で塩だけで食べてみた.これがまた美味い.うなるほどに美味い.

次に,ゼンマイ.これもブータンを代表する春野菜のメジャー選手.
ソナムさんにナケダチを作ってもらって食べた.

ナケがこっちの言葉で,ゼンマイの意味.ダチがチーズ煮.ゼンマイのチーズに込みである.

でも,チーズが濃すぎて,味もしょっぱいので今回は一口食べておしまい.でも野菜を食べたーと言う気分にさせてくれた.

さて,沢山たべて体調戻さないと.

ブータンで地震のチャリティー

各国で地震に対するチャリティが行われているが,このブータンも例外ではない.

 国王主催のバターランプセレモニーから,地震直後の友人から届くSMSまで,本気で心配をしてくれるブータン人の気持ちがうれしい.

 日本人コミュニティも動いた.協力隊が中心となって.頼もしい.

 そして,今日はブータンの音楽,芸能関係者が中心となって,クロックタワーでチャリティコンサートがある.
 そこにも我々は歌を歌うことで参加.

 被災地の方々に歌い,同時にブータン人のくれる心配への感謝を込めたい.

 4月3日にはソーラン節も披露となる.これがまたたいへん.なかなか体が動かない.
 本来筋肉痛になるらしいが,体がついて行ってないのでそれすらない.

 複雑な動きなので,ちょっと整理してみた.

----前奏-----
づら
アミ
とじ開
----1番-----
ツナ引き

回って国旗
とじ開
やじろべえ エ~ヤァ~
開とじ開(→ウルトラ) →サァノドッコイショで.  上でウルトラ----2番-----
ツナ引き

2回叩いて大の字
しぇー
とじ開(→腕組み) 腕組み揺れ →サァノドッコイショで叩いて前でウルトラ)
----間奏-----
ツナ引き
ジョギング
歌舞伎キメ はっ,はっ
づら(短) ソレソレソレソレ~
----3番-----
ツナ引き
後ろ波 ヤァ~
右上左でトントントン 腿たたいて,キメ
待った 6回 エ~ヤァ~
アミ(短く.上げナシ)
開とじ開(→ウルトラ) →サァノドッコイショで上でウルトラ
----4番-----
ツナ引き

大漁
エックス 元気にはぃはぃはぃ!
後ろ波

キメ

 実際にやってる人じゃないと何のことか意味不明だね.
 誰かの参考になるかなぁ..

日曜の朝は笛と太鼓で

 日曜の朝,近所では時々ドンジャラドンジャラとにぎやかな音がする.これが案外乗れるリズムで自然と体が揺れだしそうになる.
 そして今朝も.ドンジャラドンジャラ.
 
 じつはこれとそっくりなサウンドを奏でるラマさんと先週会ったので,もしやその時のラマさんか!と思い,今朝はユウカと見に行くことにした.
 
 しかし,カメラだ,お賽銭だと準備にもたついたもんで,外に出た時にはもうハトの鳴き声しかない...

 ポッポッポーのサウンドの中であたりを見回すと,,,隣のアパートの裏から,そこの住民と若いラマさんが出てきた.手には焼香の済んだお椀,ラマさんはダマル(でんでん太鼓)と鈴を持っている.プジャをしていたようだ.

 ほぉ...
 次回のプジャの時にはうちも招待してもらうようお願いし帰ってきた.

 こっちの動画が先週あったラマさんの演奏,というか祈り?,と言うか.何と言ったらいいのだろうか.
 巨大だけどこのダマルはまさに日本のでんでん太鼓.そもそもこれがルーツなんですね.


これを見て「夢から出てきたひと?」と聞いてきたのはユウカ.

うぅー..その気持ち,わからないでもない.

来年の祝日

 つまらない.

 あぁ,つまらない.

 この数日.そしてこの先数日間のブータン.

 

 日本の年の暮には,既に宗教行事から逸脱したクリスマスの次にもう一つイベントがある.

 それは「年越し」.

 そう,歳末セールだったり,仕事納めだったり,大みそかだったり,除夜の鐘だったり,紅白とか,年越し麻雀だったり,三が日とか.年賀状とか.盛りだくさんの付属的イベント.

 そしてこれらイベントと同時に,いわゆる年越しから新春の,何かそわそわしてしまうあの雰囲気,緊迫感,焦り,ときめき,が全くない.

 だからつまらないのだ.


 職場ももちろん通常業務.今年は1月1日,2日が土日なので出勤はないけど,同時にお祝いの雰囲気もない.

 ということで,書くこともないので,昨日手に入れた2011年のブータンの祝日を以下に.メモとして.

 1月5日 Traditional day of offering
 2月3,4日 Losar(ここでようやくお正月)
 2月21~23日 現国王誕生日
 5月2日 3代国王誕生日
 5月12日 シャブデゥンの命日(去年は4月23日)
 6月15日 Lord Buddha's Parinivana(なんなんだ?)
 7月10日 ぐるりんポチェの誕生日(去年は6月21日)
 8月3日 First Sermon of Lord Buddha
 9月23日 Blessed Rainy day
 10月2日 Thimphu Drbchen
 10月6日 Dashain
 10月6~8日 Thimphu Tshechu(去年は9月中旬)
 11月1日 Coronation of Druk Gyalpo
 11月11日 4代国王誕生日
 11月17日 Descending of Lord Buddha
 12月17日 National day

と,いうことで,ブータンの,そして日本の皆様,良いお年をー

ブータン,物価上昇か

職場の前で日なたぼっこをしていると同僚のプンツォが嘆いている.

「ドマの値段が上がって,5ルピーで3個しか買えない」と.

先週の出張から帰ってきたら高くなってたらしい.

 ルピーはヌルタムと同価.1950年代以降のブータンはインドの文化・経済圏であり,しかも恐らく発音しやすいので彼らは価格を言うときにルピーとよく言う.

 ドマとはビンロウのことで南アジアから大洋州にかけての嗜好品.ガムのように噛んで気持ちが,脈拍が,発汗が高まる.いきの良いのに当たるとクラクラする.ガレィさんの頭は時々これで汗まみれになってるし,この前来たKさんは赤くなって目を回していた.久しぶりに良いやつに当たったらしい.

 とにかくティンプーではこれまで4個買えたのが,3個になったとのこと.33%の値上げだ.先の日本でのタバコの値上げには及ばないが,日本の愛煙家と同じようなショックだろう.
 しかも,ドマの場合は生ものだから買い置きができないし,事前通知がなかったのでタバコよりもひどいかな.

Jiro san 058_R
 こんな感じのもの.生石灰をつけ,なんとか言った葉っぱでくるんで口に放り込む.

 初心者が食べるとたいていはこうなる.生石灰も効いてえらく渋い,苦い,まずい.
Jiro san 059_R



 最近,ガソリンも1リットルで3ルピー値上がりした.50ルピー/リットル.ブータンでは全体に物価上昇の傾向らしい.

tag : ドマ 嗜好品 物価 ルピー ニュルトラム

墜落事故続報

昨日のチャンリミタン競技場に行った人の話では,K5(5代国王)からスペシャルな発表は結局無かったとのこと.

 そして,ネパールのTara Airの墜落事故,Kuensel紙Web版を見ると乗客のブータン人の多くはブータン在住ブータン人ってことがわかる.昨日難民の話に触れたのは余計だったかもしれない.

 Kuenselの記事を見ると,彼らはローカルの割引料金を得るために,ネパール人の名前で搭乗した,とも書いてある.それが「難民」の誤解のもとになったのかな?

 
 ルクラに着いたツインオッター.今回墜落したのはこれと同型機.
IMG_1484_R.jpg

 こっちはドルニエ228.今年8月にルクラで落ちたのはこのれと同型の飛行機.
ツインオッターとの大きな違いは水平尾翼の位置が高いか低いか.鼻が黒いか白いか,もか.
どちらも2002年9月撮影.
KIF_1660_R.jpg

 ルクラに着く前,ドルニエのコクピットを通してみたヒマラヤ.
KIF_1648_R.jpg左奥にヌプツェ,さらに奥にエベレスト.

 これを体験するとパロでの着陸がえらく安全に感じる.

tag : ツインオッター ドルニエ ルクラ 墜落 ブータン タラエアー

悲しい噂は半分本当

今日は"National Day"  すなわち,1907年に国が統一された記念日.ということで休み.そして,出かけるにはもってこいの晴れた穏やかな天気になった.

ただ,昨晩ユウカが熱をだしたので,今のところ我が家は引きコモリ.

 このNational Dayにはよく王さまが重大発表をするらしい.4代国王もうやーめた宣言とか,過去にはいろいろあったらしい.町のAoさんから聞いたけど忘れてしまった.とにかく,何か発表がある,というのを国民は期待するらしい.

 そして,今年のは「5代国王結婚します発表」,だと言うのがもっぱらの噂.噂の信頼度は「上」だとか.
 さてどうなることか.


 このブータンでの「噂」については前々回のブログに書いたが,昨日は違った噂が流れてきた.

 「Durk Airが落ちた」というのだ.ブータンの国営航空だ.海外を空で結ぶ主要路線ってことになるので,これが本当なら相当数の犠牲者がブータン関係者ってこともありうる.

 さぁたいへんだ,ってんでBBS(国営放送)を見ましょう,となったが,我が家は唯一BBSが映らない.そこで,ネットを見ると....

 「18人のブータン人のうち6人が身元判明」by Kuensel紙

 噂は間違ってた.少なくともDurk Airではなかった.ネパール国内線のツインオッターだった.ここで胸をなで下ろした人も多かっただろう..

 しかし,22人の乗員乗客のうち,18人がブータン人! 噂の半分は本当とも言える.いずれにしてもブータンにとってはたいへんな事故となってしまった.

 
 ちないみにこの事故,他の記事を見ると「ブータン難民」と書かれているのもある.

Daily News and Analysis

日本語版ロイター: ネパール山岳地帯で小型機墜落、22人全員が死亡

 しかし,KuenselやBBSにはブータン人とだけ報告され「難民」の文字は見当たらない.ここで難民問題を議論する勇気はないので,今日はここまで.
亡くなられた皆さんのご冥福をお祈りします.

tag : 小型機墜落 ブータン人 ネパール 難民 国王成婚 デゥックエアー

ブータンと付き合うには

 昨晩は隣の大家のタシさん家族に誘われて,新しくできたブータン料理屋「The Bhutanese」に出かけた.

 Patsaという野草の入ったスープには閉口したが,Changkayという甘酒でほろ酔いし,楽しいディナーとなった.子供たちも含め,お互いにいい関係.この家を借りられたことで,こんな家族づきあいができることに感謝したい.

 一方,最近いろいろあって,ブータン人や在住の外国人が僕や日本人に向ける目を気にするようになった.彼らは好意をもって我々を受け入れているのか,が気になるのだ.

 「ブータンはかなり親日国」とよく聞く.ブータン人からもブータンを知る日本人からも.西岡京治以降,日本人は親しみをもって受け入れられていると.

 しかし,それは本当だろうか.

 背格好や顔つきは多くのブータン人と日本人は似ていて,国の体系も両国とも君主(片方は象徴がつくが)がいることで似ている.またお互い国境を接していないし,侵略・被侵略の歴史も無い.

 ということで,両国は上でもなく下でもなく認知しあい,わだかまりもない関係が素地としてある.そして,長年の国際協力がある.判定の天秤は「親しみあり」に傾いているのは確かであろう.

 しかし,こっちに来て1年半,根拠なく物事を判断したり価値をつけ,それが噂になる,という場面に何度かお目にかかった.そして,その噂は人を介することで拡大解釈されやすく,恐ろしい早さで小さい社会の中に広まる.ささいな事故があったり,それにより迷惑をかけたりしただけで,おかしな噂はあっという間に広がるだろう.

 そうなると,「親しみあり」に傾いている天秤が何かの間違いで逆に振れるのもそれほど難しいことでもなく,時間がかかるものでもない.小さなコミュニティレベルでは,すでに振れてしまってるかもしれない.



 少なくとも我々は「ダショー西岡以降,,,」の言葉で余裕をかましてはいけない,ってことは言える.そして,もし我々の(少なくとも僕の)日々の行動に驕りがあるとしたら,自分の振る舞いを改めて考える必要があろう.

 まずは,タシさん一家との関係を大事にしたい.例え大家・借家関係がかわっても.ブータン社会と付き合うにはまずはお隣さんから,ということでね.

やっぱり日本が異常?

先月末、ミャンマーではサイクロンで結構な被害が出たらしい.
今も3日ほど前からベンガル湾の南に別のサイクロンが発生している.
SA_3hw24r.jpg
インド南西部とスリランカ方面、それから犬のネリちゃんが心配.

11月に台風かぁ..と思ったが、前の記事で書いたように11月は5月とならんでベンガル湾でサイクロンが最も多い.決して珍しくないみたい.

一方、今朝のブータンはスカッ晴れ.外の気温は2度.って寒いわけだわ.最近の東京の真冬とかわらない.こりゃストーブが必要だ.

でもまだなんとなくボカリ(薪ストーブ)には早いので、ここ数日パネルヒーターをつかっている.ユウカが部屋のドアを開けっ放しにしない限り、これだけでも結構温まるのだ.

で、今朝もつけようと思ったらつかない.数日前に買った延長コードがついに壊れたのだ.買って2日後に不調になり、ついに(?)短い生涯を終えた.

短期で来てるTさんのアパートではパネルヒーターの電源ユニットから火が出たらしいし.去年インドのマナリのホテルでもそんなことがあった.

ブムタンの先月の大火事は電源コンセントからの出火ではないかと噂されてる.当然うちのコンセントもスカスカだったり、ボッと音を出して使えなくなったと、家の中で電源や電気製品での問題は耐えない.

と書いたが、電気関係だけではない.

3,4日前、ユウカを保育園に迎えに行ったら車のドアが閉まらなくなった.通りがかりのおっさんや体格のいい女性の副園長さんが寄ってたかって助けてくれてが、埒が明かない.仕方なく外からドアを押さえながらその場は帰宅.

乗って1年のオムニバン(インド産のスズキ車)だ.どうやら走ってるうちに歪んできたらしい.

でも文句は言えない.どれもインド製品である.壊れて当然.歪んで当然.それが少なくとも南アジアでのスタンダードだと楽しみたい.火事には用心をしながらね.

この件、むしろ日本が、日本にある物が異常なんだろう.

・火を噴かず何年も使える電気製品
・ひねれば火がつくガスコンロ
・走っても歪まない車
・型が統一されめったに断線しないコンセント
・しっかりしたビニール袋や破けない買い物袋
・出口に段差が生じないエレベーター
・軽くて使いやすい茶碗、自転車、登山靴
・家まで手紙が届く郵便システム
・勝手に口を開け温かく迎えてくれる便座



どこかの記事で、20年後インドは日本経済を抜く、とあった.当然だろう.
その時まだ火を噴く電気製品と歪んじゃう車は、、さすがに無いだろうなぁ.



で、壊れた車のドア、職場の運転手のパジョさんなんかが強引に体重をかけてなんとなく直った風になった.更にハンマーまで持って来ようとしたからそれは断った.

tag : 電気製品 インド製品 故障 サイクロン オムニバン

王様のリクエスト

今年はどのトレッキングルートもダメみたい.

西のジョモラリトレッキングを予定していた知り合いも,橋がななれたということで,出発が延期になってる.

時計の6から12へ向かう予定だったエネルギー局の職員も,荷役の動物が足りずに足止め.

きっと去年のサイクロン・アイラの影響が大きいのだろう.

去年,ブータンは近代史上最大の地震と最大のサイクロンを食らった.そのサイクロンだ.

さて,我々のルートはどうなることか...



ところで,その我々の出発の前に一つ面白い,というか,たいへんというか,兎に角一つの調査依頼がきた.

5代王様の家,あ,もとい,パレスの周りの水文地質を調べてほしいとのこと.
ようは,地下水がどこまで掘れば採れるのか,それはのめるのか,という調査.

おぉ,,,面白そう.. 会えるのかな,キング.
でもこれを山に入る前にやらないといけないので慌しい.


これについては,タイミングが半分良くって半分悪い.

というのは,今日,日本から専門家,Mr. Toruがくる.水文地質のエキスパートだ.
そして,入れ替わりでKumaさんが帰ってしまう.
うれしさ半分,残念半分.

彼らと一緒にこの急なしごとができたら面白かったのに.

ま,とにかくこの二人,なんとか空港でお互いを紹介してこれからもいい繋がりにしていきたいですわ.

王様オファー,今度は本当.エイプリルフールじゃないからね.
またレポートします.

ヒマラヤと同じコガネムシ

ではノミではなくて,も少しかっこいい昆虫の写真をば.

DSCN3037.jpg

桜上水駅で見たコフキコガネ.

以前ブータンで見たことあるヤツだ!

7月の初めに書いたブログに載せて,さすがヒマラヤのコガネムシ!と書いたのとそっくりさんが駅にたくさんいた.

こっちがブータン産.
IMGP2983.jpg


なぁんだ,日本でも普通に見られたのか...

こちらでは,初夏に見られた虫が減った.天気は変わらないけどなんだか晩夏の雰囲気.
寒がりのKazさんは,夜は長袖と毛布が無いと寒くて寝られないそうな.
こんなこと書くと,熱帯の日本のみんさんに叱られそう...

tag : コガネムシ コフキコガネ ヒマラヤ産 桜上水

ノミの写真

タイトルのまんま.

3mmちょっとの大ノミである.
DSCN3062.jpg
さすがブータン,と,ちょっと感動.


久しぶりにオリジナルの画像でブログを更新したと思ったら,こんな写真かよ.と怒らないで.

tag :

5分遅れの腕時計

ブータンタイム,と言うものがある.

数十分だのは,待ち合わせのズレや変更があってもちーっとも気にならない.
おそらく,途上国には多かれ少なかれ,そんな時間があると思う.ケニアに行ったときもそうだった.

8時1分も8時59分もおなじ「8時」

そしてついでに,ブータンには日本のような時間にシビアな公共交通機関を使う機会が無い.

そうなるとこっちも正確な時間で動く必要が無くなり,
そのおかげで???ブータンに来てから今までにも増して時間にルーズになった.



ふと,この前,腕時計が5分遅れていることに気づいた.
この時計,ブータン赴任を機に買ったSEIKOの古いモデルの自動巻き.

スペックは日差20秒.3日で1分進んだり遅れたりするわけだ.
こんなん,日本では毎日気にして無いと使えない.

でも,ブータンにはちょうどいい.
IMGP6460r.jpg
正確な時を刻むKazさんのソーラー時計と遅れ気味の自動巻き,とYukaの手.

ついでに,
↓寝る前に読む絵本を「4冊持ってくるね」と言い,8冊持ってきた3歳児.早く数字を覚えさせないと...
IMGP6489r.jpg

tag : 時間の感覚 時計 SEIKO-5SPORTS 絵本 ブータン 日差 自動巻き

ウソ情報とサミット効果

昨晩,SVのOさんちに夕食のご招待をいただいた.
奥様の超料理の噂はKazさんに聞いてはいたが,想像以上のすんごいメニューでまさに食い倒れ.

ごちそうさまでした!想定外のアイスクリームもベツバラに収めさせて頂きました.
 この満腹感で,三宅島噴火のボランティアで知り合った阿古のお母さんを思い出した.ご無沙汰しているので,連絡しなきゃ.

Oさんとは偶然,同じブータン東端の斜面防災に興味を持っていたので,食後えらく話が盛り上がったが,時間が足りず.
 続きはまた次の機会に.

そして,お宅ではBBSニュースも見られた.
我が家のTVは優和のテレビ病対策で壊れたことになってて,しかも元々BBSが見られないので,これもラッキー.

首相が演説していたのだが,唇の動きと音声がどうも合っていない.
 まさかクチパクでは無いだろうから,TV放映用のアフレコか.会場ではいい音が撮れなかったのだろう.

日本ではありえないテレビ局の演出,ってところか.
 でも,国民はこのテレビで首相の演説を拝み見るわけだから,アフレコ効果は大事なんだろう.

そして,これを見て彼の笑顔が素敵だ,ということに気づいた.

南亜の気候変動対策についても話していたようだけど,このサミットで何か進展もあるのだろう.
 今後,こっちもコミットメントできるように努力しないといけない.某国際組織だけに任せるべきではないし,彼らに出来ないであろうより本質的な援助,助言をしたいところ.

で,もともと何を書きたかったのか忘れた.



そうそう,サミット関連のウソ情報,って話だ.
SAARCに絡んで,いくつかのウソ情報を町で聞いた.

「国民は民族衣装を着ていないと逮捕される」←これは半分はホント?.町中がゴ,キラだらけだし.でも逮捕は無いか.

「つかまると,チャンリミタン競技場に拘留され,1週間そこで飯が食えるが外に出られない」←こりゃウソだろう.競技場,誰もいなかったし.

「レオナルド・デカプリオがアメリカの代表団の一員で来る」←いまだ情報なし.

「のら犬がいなくなる」←これは無さそう.よかった.街中はどうだろ?

「ネットがこの期間中だけすんごく早くなる」←現在の状況を見るとこれも怪しい.いつも以上に遅いのだ.

 確かに,ブータンには不自然な数のお役人やメディアが国外から集結してるので,彼らの使用量を考えると,回線が太くなってもこの速度,というのは不思議ではないが.
 パンクしてないだけ幸せ,と感謝すべきか.


 この「遅いー」と思ったのは,日本からのデータダウンロードで.

 共同研究者のリモセンチームの仕事量がすごい.彼らはいつ寝てるんだ?って感じ.
 で,そこから生産された衛星データを日本からDLしているのだけど,ちーーっとも終わらない.

 早朝はいくらか早いはずが,この時間でも10~20KB/秒.このままだと遅刻だ..




 今,サミットのおかげで,道路沿いのごみが無く,しかも車のナンバーは奇数偶数で隔日規制.かつ目抜き通りは一般車通行止め.
 この3点はぜひサミット後も続いてほしい.公共交通機関が発達してないブータンではいきなり不便って不平がでそうだけど.

 ついでに,ゴ,キラ着用チェックの強化.これは外人の僕がどうこう言う権利は無いが,勝手な感想を言わせてもらうなら「見ていてステキ」.でもこれは続かないだろうなぁ..

tag : SAARC サミット デカプリオ 回線速度 ブータン ティンレイ首相 アフレコ ウソ情報 デマ

早くも雨季が来た?

庭の緑がずいぶんしげった.
IMGP6327r.jpg
今朝は青空と白い雲もきれい.だけど,こんな朝は最近少ない.

実際雨がそれほど降るわけではないんだけど,どうも天気がすっきりしない日が多いのだ.
山のほうはこんな感じ.
IMGP6350r.jpg
自転車で出勤する決意もつかない.

ブータン人やこちらに長い日本人に聞くと,この天気は普通じゃなそうだ.
「6月だよこれは」と言う.

インド気象局IMDの水蒸気の画像を見ていると,ここ最近はヒマラヤにそって西から水蒸気が流れてきているようだ.そして,ブータン南部やシロン高原あたりで,ボワっと雲がわいて,そのあたりじゃ結構な雨になってるみたい.

ヒマラヤの西にはアラビア海の西を時計回りに上がってきた水蒸気が吹き込んでいるように見える.
SA_g3hw20r.jpg
そして,ティンプーあたりでも時々パラパラと.
これって南西モンスーンのはしり?1ヶ月くらい早いんじゃないか?実際のところどうなんだろうか..

このIMDのシーケンスの画像と高層気象天気図が,今年の氷河域調査では大事な気象情報のソースになる予定.

去年は天気が現地でわからず,麓の大雨(10月としては記録的)が大雪となって,さんざんな目にあった.そんな中,少しでも情報があるとましな行動を図れるし,気持ち的にも助かる.

そうそう,4月に予定していたチャムカール川源流の氷河・氷河湖調査はブータン側の都合で中止.ありゃりゃ..

予算も資材も現地側の努力で計画が進められ(これて,立場的にすごく嬉しい!),しかも早めのプレモンスーンの調査,ということで時間的にもお得な(でも現地は寒さが厳しい)計画だっただけに,それが中止ってのは結構ショック.

ま,気を取り直して,その先の盛りだくさんな計画をはやく練らないとね.

tag : 雨季 インド気象局 南西モンスーン ヒマラヤ アラビア海

都会っ子ふたり

DGMの職場に住んでいると(と言っても5泊だけど),いろいろなことがある.
外から鍵をかけられて,トイレに行きたくなって....我慢する,とか.

今は,近所の子供が遊びに来てる.
Singye Dorji 10歳とPema Dorji 6歳

シンゲと始め友達になり,彼が弟分のペマを連れてきた.

シンゲは礼儀正しいいがぐり坊主.さっきは家族を紹介する手紙を書いてくれた.
4年生だけどこちらよりも正しい英語を使う.ゴミを捨てて俺の寝床の椅子まで並べてくれた.

こっちが,パソコンはさわっちゃだめ,と言うと,紙にパソコンの絵を書いて,こっちの真似をしてキーボードを打ってる.かわいい.

ペマはいたずら好きのちびさん.悪がきだけど芸術的センスがすごい.
上手にバスや家の絵を上手にかいてハサミで精巧に切り抜いて糊ではってる.小学1年生ってこんなことできるんだっけ?


地方から比べたらティンプーは恐ろしく都会.だからこの子達はブータンの都会っ子.でも鼻くそ鼻水だらけの顔にきったない服.
これが余計にかわいさをそそるんだよね.

もう7時,さっきは帰っておいでってお姉さんが迎えに来たのに,まだ帰らない.いいのかなぁ.

と,書いている間にもペマの切り貼り図工はどんどん発展していく..

夜の街,ティンプー(続編)

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夜の街,ティンプー

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王様キターっ

今日は目からキタ頭痛で,頭が痛く午後は我がままを言って半休。
チャムカール川源流の調査に出る前にやらなきゃいけないがたーくさんあるのに。

で,仕事が気になってメールを開けたら,なにやらすごいお知らせが。

 次回の調査の出発日に,なんとブータンの王様が直々に見送りに来たい,というオファーが。
さすがに王様直々のメールじゃなく侍従のような人からだったけど,もちろん速攻で快諾の返信を送った。

さすがブータン。

とは言うものの,まだ出発日が決まってないんだよね。。。いいのかな。
でもとにかく今日中にこの話題は公表しとかないと。ということで,この先の展開に乞うご期待。

初の地方都市観光

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ブータンの春

 この1ヶ月でガラッと季節がかわった.
ブータンには春が無い,ってどこかで読んだ気がするけど,確かに日中は暑い.季節は一つ飛び越えて夏のよう.

でもやっぱり3月は春だと思いたい.そして,春はある.

 まずは花.
特に,日本人の心をくすぐるような桜や梅のような,なんと言うか,枯れ枝にポポポポー,と花がつくタイプ.
 ウチの庭で季節を迎えたのはモモとグァバの花.あーぁ,いろんな人に見せてあげたい.
IMGP9448r.jpg
これはモモの花
 庭の花壇にはサクラソウ.
IMGP9442r.jpg

 この花壇,大家さんのお母さんが手入れをしてくれてる(ということに最近気づいた).我が家は放置主義.


 次に野菜.
 サブジ市場の2階で青菜が急に増えた.2階はローカル野菜の売り場だから,ブータンでも採れる様になってきたわけだ.特にアスパラがあるのが嬉しい.

 そして山間にあるティンプーにたちこめるモヤ.今が春と言えるなら,これは春霞ってことになる.

 ただ先週,雷を伴なった夕立があった.ん?これは?
 ま,これは春だか夏だかわからないが,ヒマラヤの南麓で大きく季節が代わったことは確か.



 そして,ブログがまたまた途絶えるところだった.半月ぶり.
 この間に日本からの調査団,年に一度の会議,トンサの現地調査とバタバタだった.
IMGP9572r.jpg
トンサから林道を30km上がり6年前の河道閉塞を調べた.

 気づけば3月も下旬.春眠をむさぼってる場合じゃなさそうだ.

王族にもいろいろ

 知らない間に冬季オリンピックが終わっていた.
参加国の殆どは先進国.メダルの数に一喜一憂したみたいだけど,ヒマラヤの麓の王国ではそんな話しは聞かない.

そんなブータン王国,日頃の会話でも王様がらみの話をよく耳にする.

 今週の月曜は同僚のプンツォが王様にグループ謁見できる貴重な機会,ということでニコニコして出かけていった.公務員には順繰りでそんな機会が回ってくるらしい.
 明日はそのお礼だかでタシチョゾンの周りの植木の剪定に行くとのこと.

 そして,わが家族も今週は王様がらみのネタが二つあった.

 一つ目は,王様のおばあちゃんとその娘(先代王様の妹)との遭遇.

 ブータンへの戻りの飛行機,隣の席は内務文化省の副大臣.いい機会だから話していたらいきなり立ち上がり,両手のひらを前に返して深々とお辞儀をする.相手はKazとユウカの前の席に座った二人.雰囲気のよさげなキラのご婦人だ.
 
 誰かと聞けば,先代国王のおかあちゃんと妹だって.おぉ~..
 
 客室乗務員もえらく緊張してサーブしている.機内放送も「Her Majesty and ladies and gentleman」ではじまる.へぇ~..

 うちらには無い機内サービスをスチュワーデスが持っていくが,その断り方は物腰が低くて丁寧.おぉ~..何だかステキだ.
 パロに着陸すると,赤い絨毯と偉そうなお坊様なんかが出迎える.ほぉ~..
 面白いもの見ちゃった.
IMGP9415.jpg
 タラップの下でカタの交換をする大王大妃
 
 二つ目は,よくわからないけど王族の中年の母親とその娘とその娘の子供.
 ティンプーで人気のパスタ屋で遭遇.店の前に停めたオイラの自転車を「なによこれ!邪魔邪魔!」「ドアが引けないじゃないの!」みたいにガシャガシャどけながら入ってきた親子.立ち居振る舞いが偉そうなので,ビビッて見ていると隣の席に.

 急いで自転車を移動させて席に戻る.ちょっとムカついたからあえて誤らずにおいた.ドアは押せばいいのだ.
 で,お手伝いさんのソナムっちに「もしかしてRoyal familyかえ?」って小声で聞くと"Yes"だって.

 でもでもでもでも,,,黒系の洋服,厚い化粧,ビトンのバック.ついでに腕にはタトゥー.タバコを持って店の裏に消えて一服.ってこれじゃぁ不良じゃん.スケバンじゃん!キラは着なくていいのか!?

 これまた面白いもの見ちゃった.

 ディグラムナムジャとかいう,独自の伝統と規律・作法を重んじるブータンの,その王室がこれか.へぇ~..
 どの国も王族にはいろいろいるんだねぇ..この国に王様は必要でも王族という特別視される立場は必要ないんじゃないかな?厳しい環境で一日200円程度の賃金で週6.5日も働く労働者を見るとそう思ってしまう.

 Kazさんいわく,あのビトンは本物だって..  っち.

ブータン話しが掲載された

とある国際協力機関から,ブータンについての文章の募集があったので書いてみた.
今日,それがWebに掲載されたとのこと.さっそくこっちにも転載.


と思ったけど,すでに自分の手を離れた文章なので,転載はやめて以下にリンクを張ることにする.


山だけ国のブータンと自然災害(その1)
http://www2.jica.go.jp/hotangle/asia/bhutan/000716.html


山だけ国のブータンと自然災害(その2)
http://www2.jica.go.jp/hotangle/asia/bhutan/000717.html


読み返すと,いやな書き方がちらほら.作文ってむつかしいわぃ...

危うく「続かないブログ」になるところ

 気づけば1週間と一日,ブログが途切れた.
本当に「続かないブログ」になりかけるところだった.アブナイアブナイ...

 どうも忙しいのと,なんやかやと仕事が進まないのでブログまで気持ちが巡らない,というのがその原因かな.
とは言え,続かなくなる訳にはいかないので,とにかく今から更新.


 先週まで,地方に派遣されていた人たち,特に教員をやっている若い人たちが首都に戻ってきていた.彼らには貴重な冬休みシーズンだ.
 そんな中,Kazさんのおかげで合計で4日?何人かは我が家に招待できて,恐らく楽しんでくれて,そしてわが家族には多くの刺激を残していってくれた.

ユウカもこの1,2週間でたくさんのお兄ちゃん,おねぇちゃんと会うことで,人見知りをするのが減ったみたい.
IMGP8660rr.jpg



 今日の夜は最後に首都に残った,地方の若い隊員二人が我が家に来てくれた.
 寝起きのユウカは最初はふてくされていたけど,すぐに二人のお兄ちゃんに慣れて,最後には二人の名前を「グリ」と「グリトグラ」と覚えて遊んでもらった.

 そして大人のほうは,何度か彼らと会うことで日頃気づかない視点での「ブータン滞在の大事なポイント」に気づかせてもらった.

例えば,現地語の問題.
 我が家全員,ゾンカ語を殆ど覚えていない.しかし,その前に全員が英語に弱い.ユウカは仕方ないとしても大人の二人はしっかりとコミュニケーションができないとアカン.ということで,ゾンカ語の前に英語をできるだけ使うようになってしまう.現地語は後回しということになる.

 しかし,,,やっぱり地元の人とは現地の言葉(正確に言えばお国から指示された国語というだけであって,全ての人のマザー・ランゲージではないが)で話すほうが,ずっと親密になれるし,第一にむこうから帰ってくる笑顔度が違う.

 今日,ショップNo.7でゲデゥのこうちゃんが店員と話すのを見てそう思った.

 それから,ティンプーにいる我々には想像もつかない地方の暮らし.それを知ることができた.それぞれがいる町の名前や位置が頭の中にはなかなか記録されないが,どうであれ,ブータンにいる間に積極的に地方に行く必要がある.熱烈にそう思った.


 先週末のハイキングでは,それぞれユニークで,かつ真面目で,熱い彼らと時間をともにすることができた.
それぞれ将来に不安を抱えているものの(それは我が家も同じか..),明るく,気持ちのさわやかな奴ら.これからも刺激を与え,与えられつつお付き合いできたら嬉しい.

虎の巣の仕事はおあずけに

 タクツァン寺院.岩に張り付くように建つ由緒ある寺院は,別名"Tiger Nest(虎の巣)"と言われる.ブータン屈指の観光地でもある.空港から30分ほどでその足もとに行けるので,ブータンに来た人の多くが眺めたり,登りついたりする.

 今日の仕事はその虎の巣への日帰り出張.ミッションは2008年11月の落石の被害確認,再発防止策の提案というもの.こういった仕事,一見すると氷河湖研究とは直接関係が無いけれど,地質災害,山地災害としては同じ分野であるし,日頃から局に協力して良い関係を保つのもこちらの任務.
 しかもこちらが日本で落石災害の研究をしてたと言うと,かなり本気で調査の準備をしてくれた.

 こちらも「おぉ,仕事でタクツァンかぃ.いいね!」と勝手に盛り上がる.ヘルメット,簡易測量機,双眼鏡,カメラ,GPS,それからお供えのお米を担ぐザックも準備.さらにKazさんにスタッフ二名分も含んだオムスビを握ってもらう.

 ワクワクしながら朝7時.準備万端でDGMのスタッフの電話を待つ....

...連絡が来ない...仕方なくこちらから電話.するとスタッフが「車が来ない…」とのこと.そこで事務所で待機すべく出勤.

...10時を過ぎても連絡がない.聞けば「車が来ない…」とのこと.早い話が中止だ.残念.

 詳しく聞くと,「パロのゾンカックから派遣されるはずの迎えの車が来ない,だから行かない」とのこと.「じゃ,俺のオムニで行くべ」と提案すると,「いや,これはゾンカックからの依頼の案件.こちらが車を出す必要はない」ときた.
 意外に縦割りで,しかも中央官庁のほうが無意味に威張ってる,という感じがしてなんとも残念な気分.

 鬱憤晴らしに夕方はジムへ.CNNを見ながらダンベル振り回しつつ3.2kmを走破.標高2400mを感じない体になってる.


 仕事でタクツァン,こんどのチャンスはあるのだろうか..
 
 とにかく,でっかいお山を相手に落石の根本的解決は不可能.看板を立てるなりして観光客にしっかりと情報を与えること.多くの落石には前兆があること.荒天時と,凍結融解時は注意すること,それくらいしか提案はできないが,虎の巣の安全に少しでも寄与してみたい.

DSCN1440r.jpg
去年8月に登ったときのタクツァン.見事な花崗岩(質片麻岩)の岩山.寺院の左で落石があった.
プロフィール

jirok

Author:jirok
ブータン地質鉱山局に身をおく一地球人の独り言と備忘録.

 ヒマラヤの氷河・氷河湖問題,山地・気象災害とかってどうなのか.この地が,この社会がなぜできたのか,ブータンは,日本は幸せなのか,我が子はどう育つのか,興味の相手はつきません.

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